スキー今昔

三連休でスキーに行ってきました。三連休なのに行きも帰りもほとんど渋滞しませんでした。20年前には考えられないことでした。今回世代の近い仲間と行ったのでスキーの昔話に花が咲きました。そこで20数年前とのスキー事情をちょっと比べてみました。
○スキー人口
スキー人口は相当減っている感じがします。三連休に車でスキーに行くには相当な渋滞を覚悟しなければなりませんでした。13時間かけて帰ってきたこともありました。昨日は帰り3時間でした。昔は二人乗りリフトを1時間半くらい待つことも珍しくありませんでした(すべるのは5分)。今は、リフト待ちはほとんどなく待っても15分くらい。
○仲間との連絡
昔はトランシーバーで連絡を取り合っていました(これが格好よかった)が、今はみんな携帯電話ですね。でも、スキー場では、やっぱりトランシーバーの方が便利ですね。いちいち手袋とってポケットから引っ張り出して電話番号を押して発信するのは面倒ですね。落としそうだし。次回は仲間と行くときはトランシーバーをもって行こうかと思います。
○タイヤ
昔は、みんな鉄のチェーンでしたが、今はスタッドレスか装着しやすいプラスチックのチェーンですね(もっとも今はスキー場につくまで雪がないことが多いですが)。この鉄のチェーンは、通常ジャッキアップするか地面に敷いてその上に慎重に車を動かしてから装着していたので、30分くらいかかるのが普通でした。それを当時研究の結果5分くらいで装着できました。もたもたしている車の脇に止めてサッと装着して先に出て行くのが快感でした。
○スキーバス
今は自分の車で行くのが当たり前ですが、昔はみんなスキーバスでした。金曜日の夜になるとスキーバスに乗るため新宿西口に向かうスキーヤーの姿をたくさん見かけましたが、今は見ませんね。深夜スキーバスって今はないのでしょうか?みんながスキーバスで行くのを尻目に車で行くのが当時ステータスでした。


ある報告書からの抜粋ですが、市場規模はスキーバブル期に対して3分の2程度に縮小(2001年度)しているようです。そういえば昔街道沿いに数多くあったスキー専門店がほとんど見かけませんものね。

                                                                                                                                                        • -

スキーマーケットのボリュームは、参加人口と年間平均活動回数の積によって捉えることができます。例えば、シーズン中一度でもスキーやスノーボードをした人の数をNとし、年間平均活動回数をn回とすると、その積は(N×n)人回としてボリュームを求めることができます。「レジャー白書」(「財団法人自由時間デザイン協会」編集発行)によると、スキーマーケットのバブル期(1993 年)には参加人口が 1,770 万人、年間平均活動回数が 6.5 回とされており、マーケットボリュームは 11,505 万人回(スノーボードを除く)と推計されます。これを全国約 700 か所のスキー場がシェアしていたことになります。
一方、現状(2001 年)について推計すると、スキーとスノーボードを合わせた参加人口は 1,610 万人、これにそれぞれの年間平均活動回数をかけた数値を合計すると、市場規模は 7,714 万人回となります。すなわち、スキー及びスノーボードの市場規模は、スキーバブル期に対して 67.0%、3分の2程度に縮小しているとみることができます