ガソリン税

昨日午後3時頃にタクシーで移動していると、50メートルくらいしか離れていないガソリンスタンドで暫定税率分を値下げしている店と値下げしてない店がありました。当然ですが値下げしてない店には、まったく車が入っていませんでした。あるガソリンスタンドのでは、テレビの取材に対して、在庫分は値下げ前の高い価格で仕入れているのでこれがなくなるまでは値下げしませんと答えていました。なんとなく合理的なようにも聞こえますが、この判断は正しいのでしょうか?
簡単な例で計算をしてみます。4月1日の在庫を30,000リットル(仕入値125円)、通常の1ヶ月の販売量は100,000リットル、4月の仕入値100円、4月の売値120円、値下げ前の売値145円とします。値下げしないガソリンスタンドは通常の30%しか売れないとします(25円も差があったらこんなに売れないかもしれません)。
大雑把な計算ですが、
値下げするガソリンスタンドのキャッシュフロー
 売上120円×100,000リットル−仕入100円×100,000リットル=2,000,000円
値下げしないガソリンスタンドのキャッシュフロー
 売上145円×30,000リットル−仕入100×30,000リットル=1,350,000円
来店数が減れば洗車等の付随的な売上げも減るでしょうから差はもっとつくでしょう。やはり、値下げするしかないのでしょうね?